陽のあたる場所

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特別に練った(凝った)ストーリー展開は無し…

 

どんでん返しも、大どんでん返しも無し…

 

なすがまま、思うがままの「恋心」「人の感情と心理」「狂気」で、物語が進行…

 
現代の人が観ると「もの足りなく」感じる作品かもしれません…

 

 

 

…しかし、この物語に登場する…絶世の美女・世紀の大女優、エリザベス・テーラー。。。
そして、希代な存在感・演技力を誇る名俳優、モンゴメリー・クリフト。。。
この2人が演じた「恋人達の姿」は、作品を観終わり、、、幾年月が過ぎても、頭から離れる事は無く…観た者の心に『永遠に続く恋物語』として、生き続ける事でしょう。。。

 
儚くも美しい、、、残酷な、短い恋の物語…

 
貧しい青年(モンゴメリー・クリフト)が、上流階級の伯父を頼り、伯父の会社で仕事にありつく…
その会社で、知り合った女性工員(シェリー・ウィンターズ)と、社内恋愛は、規則で禁止されているにも関わらず、、、密会し、恋に落ちる。。。

 

しかし、その恋も束の間…青年は、美しく天真爛漫な令嬢(エリザベス・テーラー)と、出逢った瞬間、、、深い深い恋に落ちる。。。

 

女性工員の存在が疎ましくなって来た青年は…
正気を無くし、、、狂気に取り憑かれた行動に。。。。。

 
女性工員を演じた女優…シェリー・ウィンターズの、「それになり切る」役者魂は、ズバ抜けていて、、、本作品において、主演のエリザベス・テーラーをさしおき、アカデミー助演女優賞候補に、ノミネートされる実力者…(彼女は後に、2度に渡り、アカデミー助演女優賞を獲得受賞)
。。。そのシェリー・ウィンターズの、実力溢れる演技も含め、私はこの作品が大好きです。

 

1951年作品。
ストーリー度(4)
豪華競演度(5)
狂気度(4)
恋人達の美しさ度(5)
可哀想度(5)

 
((^^))vvv