ビヨンド・ザ・シー

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アカデミー俳優、ケウ゛ィン・スペーシーが、製作・監督・主演「…構想10年。私にとって、人生で多大に影響のあった名アーティスト【ボビー・ダーリンの生涯】を、是非、映像化したかった…」これを、見事に実現。
至福のエンターテイメント・ショー作品です。

 

37歳で、その短い生涯を終えた大スター、ボビー・ダーリン。彼は子供の頃にかかった大病で「15歳までは生きられない」と、医師に宣告される。彼と母との苦悩。しかし、彼と母との輝く夢がスタートする。才能…努力…粘り…そして、選ばれたスターだけが放つ特別な「何か」をも、持ち合わせ、開花。見事に大輪の花が開き、大スターになって行く様を描いた、ミュージカル仕立ての、最高サクセス・ストーリー・ドラマ。

 

…スターの生涯、バイオグラフィを元に創るドラマは、、、どうしても、そのスターが抱えていた「問題」を、ストーリーの主軸にしてしまいがち。で、観終わった我々の感想、感覚が「可哀想。感傷的。ナーバス」に、なりますよね。
ですが、こちらの作品は全くもって、逆です。むしろ「達成感。幸福感。ブラボー!」と、あふれこぼれる喜びの、感想、感覚を持って頂ける事でしょう。
それは、製作・監督・主演のケウ゛ィン・スペーシーが、ボビー・ダーリンに対し、至上に「リスペクト」している証し。
そして、病と戦いながらも人生と自分自身に悔いなく見事に、やりとげ、やり抜いた、ボビー・ダーリンの持つ「愛」と「気質」と「歌手魂」ゆえでしょう。
ボビー・ダーリンの大ヒット曲が満載(ケウ゛ィン・スペーシーが吹き替えでは無く、まさか唄まで唄っているとは思えない程、素晴らしい歌声とパフォーマンスです)

 

あと、特典映像インタビューで、ケウ゛ィン・スペーシーが「この作品を通して、ボビー・ダーリンを知らない若い世代に、彼を知ってもらいたいのさ」…と、製作秘話で漏らしていたのですが、、、私も、観賞後。ボビー・ダーリンのCDや映像を、むさぼる様に探し、買い求め、見聴きしウットリ、、、今では「ボビー・ダーリンのファンです!」と、言える程。ケウ゛ィン・スペーシーのコメント通り、思惑通りに、まんまと引っ掛かってしまったのであります(笑^O^)vvv。

 

写真は、向かって左が本作品DVD。右がボビー・ダーリン御本人の音楽DVD。かなり似ています。

 

2004年作品。
エンターテイメント度(5)男の格好良さ度(5)
幸せ度(5)
感動度(5)
豪華共演者度(5)
(ケイト・ボスワース。ジョン・グッドマン。ブレンダ・ブレッシン。。。他)