ALL SONGS REQUEST

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1984年に、歌手デビューした岡田有希子は、実質、丸2年間だけの音楽活動でした。その短い活動期間内に、良質なポップスを歌い、質(クオリティ)の高さを保ちながら、当時、8枚のシングルと、4枚のオリジナルアルバムを発売しました(ベスト盤は除く)
岡田有希子の出した、4枚のオリジナルアルバムの完成度の高さは、当時の松田聖子とタイを張る勢いで、徹底したタイトル通りのコンセプト・イメージ・世界感。1曲1曲のドラマが、上品に丁寧に広がります。。。スタッフサイドが注ぐ、情熱と能力の高さは勿論の事ですが、歌い手が持つ表現力と実力の成せる技。。。トータルで見ても、詞。曲。アレンジ。サウンド。そしてウ゛ォーカルの素晴らしさは普遍的、永遠に輝き続ける事でしょう。

 

今、現在、発売中のベスト盤(ALL.SONGS.REQUEST)を聴いていても、その輝きは失せる所か、増している感すらし…「懐かしさ」と「80年代」を、思わせない高い音楽性が、類い希なる財産として、今でも煌めいております。
…「控え目で品の良さがある」彼女の魅力のひとつでした。。。が、いざ本番で歌い出すと、時代は80年代アイドル全盛期。同年代のアイドル歌手と並び比べても、芯の強さ、貫禄とプライド(大物感)を、歌いながら漂わせていたのは【格好いい】の、ひとことにつきます。本人だけに与えられた3分間で、全てを主張『ドーン』と、出し切る歌手で、その「謙虚さ」と「誇示する」所を見極める空気の読み方、感性の鋭さ、完全なる主義に、当時の私は感動し、感化され、憧れたものです。

 

キャピキャピしなくとも成り立った人『気品と気高さ溢れ、人気を獲得した唯一のアイドル』です。

 

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